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受け口でマウスピース装着

2017年09月01日

カテゴリ:矯正

受け口の治療。(マウスピード装着)

今日も、ムーシールドを装着しました。

C2
←このように、受け口になっております。受け口とは、上の歯と下の歯が反対にかみ合ってる状況です。又の名を下顎前突、反対咬合と言います。

 

 

C2←これは、マウスピースをセットした後のお口の写真です。この、マウスピースを夜寝るときずっと、填めていると、徐々にちょっとづつ、受け口は筋肉の力によって治っていきます。これを、筋機能矯正と言います。ムーシールドにはSサイズとMサイズがあります。今回のケースの場合はSサイズでした。これは、この装置が直接歯並びを治すのではなく、この装置により筋肉がトレーニングされ、それによって歯並びが治るのです。歯は筋肉のニュートラルゾーンに並びます。ニュートラルゾーンとは筋肉のバランスの取れたゾーンです。

C4←このように、徐々に反対咬合も治っていく場合は成功です。ですが治らなくても失敗とは言いません。マウスピース矯正によって、受け口(うけぐち)&反対咬合が、全員治るわけではないですが、ピース矯正のいいところは、マウスピースをやって、害がないことです。全く無いとは言えないと思うのですが、ほとんどないと言い切ってよいです。ムーの効果がなければ使用をやめればいいだけなのです。ムーの効果を発揮しやすい患者さんは、低年齢で、かみ合わせが深い患者さんです。逆に噛み合わせが浅い場合は治りにくいです。それと、骨格的に反対の場合は治りにくいです。骨格的に反対の場合の顔貌は顔が長くなってる子です。それと、遺伝子上の近しい人で反対の場合は治りにくいと思って過言ではないです。

 ムーシールドをやってはいけない例

スポーツの時のマウスピースとしての治療や、歯ぎしりの時のマウスピースとしてのは作用が全く違うのでそのような場合は、この装置は使わないようにしてくださいね。特にスポーツの時はこのムーシールドをマウスピース代わりに使ってはダメです。

 

 ムーシールドをやっても治らない例

とても、稀なケースではありますが、一時的に治っても第二次性徴の時に、下顎が予想以上に発育してしまうときもあります。そのような場合は、また第2次成長期にムーシールドを使う必要が出てきてしまいます。でも、この時2回目のムーシールドをやることは、初めてこの時期にムーシールドをやる事よりも、はるかに簡単に治る場合が多いです。骨格的な反対咬合の場合は治らないというリスクを背負っての治療になります。